受賞したのは俳優・脚本家として活躍する青森市出身の木野花さん、そして、津軽の郷土料理を後世に伝える活動をする「津軽あかつきの会」です。
木野さんは長年舞台、映画などで活躍。近年は、県内を舞台にした作品に多数出演し、県の文化振興や知名度向上に貢献しています。
【シソンヌ・じろうさん】
「木野さん、東奥賞受賞おめでとうございます。あ、木野さん（津軽弁）、東奥賞受賞おめでとうございます」
授賞式では友人として弘前市出身のお笑い芸人シソンヌ・じろうさんからビデオメッセージが流れる場面も。
受賞の知らせにとにかく驚いたと話す木野さんは。
【俳優・脚本家 木野花さん】
「いままで大して青森に貢献していません。本当に好きな芝居や映画、女優として仕事をして、精いっぱいやりましたけれども」「（これからは）少しでも青森のためになるならば、ぜひ私に声をかけていただいて、お役に立てることをどんどんやっていきたいなって」
団体で受賞した「津軽あかつきの会」は、津軽の郷土料理の保存・継承に向け２００１年に発足。地域の高齢者から料理のレシピを聞き、これまで２００品目以上を記録してきました。
所属するメンバーは、３０代から９０代と幅広い世代のおよそ４０人。週４日の予約制の食事会のほか、子どもたちへの食育活動なども行っています。
【津軽あかつきの会 森山千恵子会長】
「これからもこの会を無くさないように、ずっと続けていかなきゃなという新たなファイトをいただいたようで、きょうは本当にありがとうございました」
東奥賞はこれまでに個人では１７３人、９６の団体が受賞しています。
