そのサブスクが弘前市では公共交通機関に導入されています。公共交通機関のサブスクをきっかけに市民生活の問題解決につなげようと今、実証実験が行われています。
弘南バス。弘南鉄道。北星交通の乗合タクシーが乗り放題となるサブスク、「ひろさきMaaS」。
「MaaS」とはMobilty as a Service」の略称で、複数の交通手段を組み合わせ決済などを一括で行えるようにするサービスです。
フィンランドで生まれた仕組みで日本でも各地で実証実験が行われています。
【弘前市地域交通課 倉光諒心主事】
「それぞれの交通モードに対してスマホ1つで(決済)できるようなサービスの提供でございまして」「マイカーがなくても、公共交通だけで、社会の課題解決にもつながるような取り組みのことを指しております」
期待されているのが、冬場の渋滞緩和や通勤・通学などの送迎の負担軽減です。
もしこういった課題が解消されたとすれば社会全体の生産性向上にもつながることになります。さらに・・・。
【弘前市地域交通課 倉光諒心主事】
「利用者が増えていくと、公共交通自体が維持できていく」
公共交通の利用者数は回復傾向であるもののコロナ禍前の水準までは回復しておらず、行政からの補助金により公共交通を維持しています。
【弘前市地域交通課 倉光諒心主事】
「自治体の補助金とかの負担も軽減されていくんじゃないかというところが期待されるところでございます」
さらに経済的なにぎわいをもたらす効果も期待されています。
ひろさきMaaSで各交通機関を乗り降りする際、二次元コードの読み込みで使用しているのが、こちらのアプリ。
乗車・降車時の二次元コード読み取りで路線ごとの利用状況データを収集し、今後の代替交通の検討に役立てるだけでなく、弘前市内で利用可能なデジタル通貨「ひろさきペイ」として、加盟店での決済に利用できます。
ひろさきMaaSの利用者には1カ月あたり1000円分のひろさきペイが付与され、月50回以上乗車した人にはさらに500円分が付与されます。
【弘前市地域交通課 倉光諒心主事】
「今まで行かなかったようなところに公共交通使って行ってみようというところで、新たな外出の動機創出にもつながりますし、そこでひろさきペイを使って買い物をしていただくことで、地域内に経済循環が生まれるということも期待できるかなと思っております」
実際にひろさきMaaSを利用している人は。
【利用者】
「去年は定期券でバス乗っていたんですけど、これ(ひろさきMaaS)にしてから、いろんな場所行けるし」「1000円もらったんですけど(付与された)、それでイオンタウンとかで買い物できたので、それで昼ご飯買ったり助かってます」
実証実験は2月末まで行われます。
対象は中学生以上65歳未満の弘前市民で月額9000円で利用できます。定員に達し次第締め切りとります。
詳しくは弘前市のホームページをご覧ください。
こちらは国土交通省の「令和7年度日本版MaaS推進・支援事業」の採択を受け実施されています。
まだ実証実験中ですが今後は弘前市周辺の自治体と連携しての実用化も検討していきたいということです。
昨年度の実証実験ではひろさきMaaSの月額利用料が8000円だったのですが、通常運賃に直すと平均で1万1000円から1万2000円分ほどの利用があったそうです。
弘前市ではデジタル地域通貨のひろさきペイの加盟店も募集していて、よりこの取り組みが広がっていくことを目指しています。















