会場となっているギャラリーCASAICOでは、弘前市出身の藤田正堂さん(68)の蒟醤(きんま)の技法を使った作品などおよそ30点が展示されています。
蒟醤は、漆を塗り固めた表面を彫ったくぼみに、色が付いた漆を埋めて平らに研ぎ出す漆芸の技法の一つ。
藤田さんは、この蒟醤の技法の保持者として県内で初めて人間国宝に認定される予定です。
新作蒟醤彫漆盛器「水音」です。漆を塗り重ねて彫り込む「彫漆」の技法で凹凸を作り、波紋が広がる様子を表現。周りには「蒟醤」の技法で、白い漆を塗り模様を仕上げました。「蒟醤」と「彫漆」による陰影で水を表現しています。
【来場者】
「決して派手ではなく、じわっと染み入る感じのこのエレガントな感じ、すごく引きつけられます」
また、藤田さんのルーツとなった父親・清正さんの津軽塗の「手板」300枚も展示されています。
【漆芸家 藤田正堂さん】
「蒟醤の楽しさ、美しさを改めて見ていただけたら光栄です」
(Q.人間国宝に認定される)「作品を私なりに高めていって、皆さんに再度認めてもらえるような形で、作品を作り続けたいと思っています」
作品展は、11日まで開かれています。















