青森山田高校調理科の3年生およそ30人が学んだのは、海上自衛隊八戸航空基地特製の「ビーフカレー」の作り方。その味の要は?
【生徒】
「リンゴジュースを隠し味に入れているのにびっくりしました」
隠し味は、リンゴジュースやケチャップ、ブイヨンなど…。
気になるのは、カレーの作り方だけではありません。
【生徒】
「船とかに乗っている時の料理って、陸上で作る時と違ったりするのですか?」
【海上自衛隊員】
「船が揺れるので、陸上では油ものが多いのですけれど、船酔いとかを想定して、なるべく胃に優しいものとかをつくるようにしています」
長期間、世界各国を航海する海上自衛隊。生徒たちにとって、普段なかなか接する機会はありません。生徒からはこんな質問も。
【生徒】
「海上自衛隊って結構勉強とかも大変なので、ちゃんと勉強しないと入れない?」
【海上自衛隊員】
「今、しっかり勉強しておけば大丈夫です、大丈夫です!」
【生徒】
「ウィッス…」
しかし、自衛隊と言えば…。
【生徒】
「自衛隊ですか?自分は、ちょっと厳しいかもしれないですね」
(Q.どういうところが)「ん-、精神的にもきつそうだし…」
強靭な精神力や体力が求められる仕事。そう思う人も多いのではないでしょうか。
【防衛省自衛隊青森地方協力本部 渡邉雄一本部長】
「我々の組織は、体力依存というイメージが多いのですけれども、実はそうではなくて、体力は、日常生活+アルファくらい。一部は、必要な体力もありますけれども、サイバーセキュリティだとか、情報処理だとか、衛星を保有していると思うのですが、そういった観点に少しシフトしていますので」
自衛隊では、今後も中学校や大学などで、仕事を知ってもらう機会をつくっていきたいとしています。