2023年1月から検討が重ねられてきた会議は、次回から沿線の自治体の市町村長や副知事が出席する会議へ移行することが決まりました。
JR東日本の担当者や、青森県、今別町、外ケ浜町の担当者が出席して行われた会議では、これまで、7回実施された会議で集約された4つの方向性を改めて確認しました。
1つ目が、自動車交通への転換案。
2つ目が、JR東日本と自治体からの費用分担を求める形での鉄道復旧案。
3つ目が、JR単独の費用負担による鉄道復旧案。
4つ目が、津軽二股駅まで鉄道を復旧させ、自動車交通を組み合わせる案です。
これらの案について、外ケ浜町は、鉄道の復旧にこだわらず、自動車交通への転換を望む一方で、今別町は…。
【今別町総務企画課 太田和泉課長】
「今別町としては、やはり鉄道が一番最善ではないか、ということで考えているところでございます」
今別町では、三厩駅から蟹田駅の交通についてどのような形が望ましいか、住民にアンケートを取り、津軽線利用者の回答者のおよそ半数が早期の復旧を望んでいました。
【今別町総務企画課 太田和泉課長】
「鉄道を利用する中でも、半分以上が復旧を望んでいるということで、そういった方々いるので、町としてはこのまま復旧を継続していきたい」
「10年先、20年先(自動車)免許を返納した場合にですね、どうなるのかなと、今の意見と変わってくるのかなというところもありますし」
次回の会合は2月で、外ケ浜町や今別町の町長、青森市長、蓬田村長、さらには副知事なども出席する予定です。