高校野球春のセンバツです。センバツで悲願の一勝を目指す青森山田が初戦に臨みました。
京都国際と対戦した青森山田。持ち前の粘り強さが光りました。初回からチャンスを作ると、注目のスラッガー原田が兜森監督の期待に応えるタイムリーヒット。２塁ランナーの佐藤隆樹が一気にホームインし、先制します。
さらに６番・伊藤英司が１・２塁間をしぶとく破ると原田がホームイン。初回に２点を奪います。
先発はエースナンバー、最速１４６キロの関。その関は得点を奪った直後の２回にピンチを迎えますが、サード・菊池一眞がライン際の鋭い打球をキャッチするスーパープレー。流れを渡しません。
青森山田は中盤にも攻撃の手を緩めず、５回はフォアボールで出したランナーを置き、１番・佐藤隆樹が、緩い変化球に合わせた技ありのタイムリー３点目をあげます。
そして、７回。関は甘く入ったストレートを捉えられますが、センター對馬が後方の大飛球に追いつく見事なプレー。チームを盛り立てます。
京都国際も粘ります。８回、青森山田は１点を返され、なおも１・３塁のピンチ。ここで京都国際が仕掛けます。１塁ランナーが挟まれる間に、３塁ランナーがホームへ突っ込み同点。試合は振り出しに戻ります。
しかし、青森山田は９回にドラマが待っていました。守備でチームを支えてきた吉川の打球はセンターを超え、打った吉川は一気に３塁をおとし入れます。
サヨナラのチャンスで、この試合でタイムリーを放っている６番、伊藤英司は初球を三遊間へ。吉川がホームに還り、ゲームセット。
最後まで粘った青森山田が４対３で、悲願のセンバツ初勝利を飾りました。
【センバツ】青森山田 選手宣誓の大役終え「ホッと」 次は21日の初戦へ、守りから攻撃につなげる
