【坂本庸明記者】
「二十四節気の立冬を迎え、暦の上では冬が始まります。あちらの温度計では現在5℃となっておりまして、風が冷たく体の芯から冷やされるような寒さです」
通勤時間帯の青森市。一気にやって来た冬にマフラーや手袋を身に付け、足早に行き交う人たちの姿がみられました。
名古屋から青森に転勤し、初めて青森の冬を体験するという男性は。
【名古屋から転勤】
「初めて青森に今年来たので、信じられないくらい寒いです」
「青森は素敵な街だと思っています。冬も楽しみましょう」
色付いたもみじに冷たい雨が打ち付ける弘前市。最低気温は11月中旬並みで今シーズン最も低い2.4℃。7日は県内23ある観測地点のうち11カ所で、今シーズン一番の冷え込みとなりました。
西高東低の気圧配置となった県内は、6日の夜から曇りや雨となり、平地でもみぞれや雪がちらつく時間帯もありました。山沿いはというと…。
【坂本庸明記者】
「午前11時30分の青森市酸ケ湯温泉です。辺り一面雪で覆われています。雪は現在も降り続いておりまして、深さはなんと私の足が埋まるほどまで積もっています」
青森市酸ケ湯は、今シーズン初めてとなる積雪を観測。午後5時現在の積雪は28センチとなっています。
酸ケ湯温泉によりますと、6日夕方から降り始め、朝には積もっていたということです。
一気に降り積もった雪に宿泊客もびっくり。車の上に積もった雪を下ろす作業に追われていました。
【関西から来た人】
「本場の雪を思い知らされましたね、関西でもいくら寒波が来てもここまで降ることはないので、11月でこの状況やったらホンマの真冬はどないなるんやろうとは思いますね」
観光で大阪から来た夫婦は、なかなか体験できない雪を楽しんでいるよう。
【大阪から来た人】
「赤いのとか黄色いのを見に来る予定だったんですけど、白いのもきれいでございます」
「旭山行った時もそんなにでもなかったので、一生分の雪を見させていただいて、雪だけ見て帰るという感じですかね」
気象台によりますと、8日は寒気の影響で曇りとなる予報です。