警察によりますと、男性は7月、中東・イエメンで外科医をしている渡辺と名乗る男性からフェイスブックのダイレクトメッセージを受け取り、やりとりを始めました。
男性は、“渡辺” から「日本に帰国するためにイエメンから日本に現金320万ドルを輸送したいが頼れる人がいない」「送金が無事に終われば5000万円支払う」などと頼まれました。
その後、現金輸送を担当する会社から現金の輸送料としてお金を振り込む必要があるなどとメールが届き、25回にわたり合わせて2065万円を、複数の個人名義の口座に振り込みました。
不審に思った男性が警察に相談したところ被害に気付いたということです。
警察は、「頼れる人がおらず困っている」「お礼として現金を渡す」などに対して詐欺を疑うよう注意を呼び掛けています。