満開を迎えているのは、園内に170本ある「八重紅枝垂」。この八重紅枝垂が弘前城天守を取り囲む光景は、桜守がおすすめする「弘前桜七景」に選ばれています。しかし、来年、天守を元の場所に移動する工事に取り掛かるため、その周りにフェンスが設けられる可能性が。
【弘前市公園緑地課 桜守 海老名雄次さん】
「八重紅枝垂が天守を取り囲んでいる姿というのは、もうこのあと天守曳家工事になりますと見られなくなる可能性が高いですので、ぜひ今の風景を楽しんでいただければと思います」
二の丸などに13本植えられている「東錦」は1分咲きとなっています。
【弘前市公園緑地課 桜守 海老名雄次さん】
「東錦はピンク色の八重桜でして、満開になるとブーケのような丸まった花が固まって枝先に咲くという特徴があります」
花びらは15枚から20枚と多く、密集して咲くため、大きさはソフトボールほどにもなります。
園内に4本しかない「弘前雪明かり」は1分咲き。開花までに花びらの色が変化する特徴があるそうです。
【弘前市公園緑地課 桜守 海老名雄次さん】
「こちらの弘前雪明かりは、つぼみの状態はピンク色咲いてくると徐々にピンクのフリルが花の縁に付いて、満開になると純白の花になるという、弘前公園独自の桜の品種になります」
さまざまな魅力の八重桜が、まだまだ訪れた人を楽しませています。