【藤原祐輝アナウンサー】
「こちらですね、ヘビが逃げたペットショップなんですけれども、シャッターが下ろされていて、臨時休業の張り紙がしてあります。中でヘビの捜索が行われているようです」
青森市古川の「ニコニコ通り」は、朝からものものしい雰囲気。何があったのか不思議そうに見る人もいれば、スマートフォンで張り紙を撮影する人も…。
警察によりますと、ヘビはペットショップの水槽で飼われていて、4日の午後10時の閉店時間には、店長が水槽の中にいるのを確認していましたが、5日午前9時半ごろ閉店準備の際に脱走していることに気付きました。
種類はパプアンパイソン。毒はなく、おとなしいとされていますが、その大きさは…。
【藤原祐輝アナウンサー】
「逃げ出したヘビというのが全長およそ3メートルなんですが、どれぐらいかといいますと、こちらの柱、天井までの高さがおよそ3メートルということで大きさでいいますとちょうどこれぐらいということになります」
ペットショップの隣の雑貨店からも不安の声が…。
【隣の雑貨店従業員】
「そんなに大きなヘビが隣にいると知らなかったので、本当に驚いています」
「きょう開けてみて何ともないようであれば、少しは店を開けますけれども、早めに店を閉めたいと思います」
ちょうど青森ねぶた祭の期間中。観光客の姿もちらほら。ペットショップから歩いて1、2分のところには…。
【藤原祐輝アナウンサー】
「ペットショップからおよそ100メートルのところにあります、こちらの道路がまさしく青森ねぶた祭の運行コースです。夕方になりますと、このあたりびっしりと人で埋まります」
6日夜、ねぶた祭を見ようと弘前市から場所取りに訪れていた男性に、ヘビ脱走のニュースを伝えると…。
【弘前市から場所取りに】
(Q.こういう感じの)「あらー、あららら、腕よりも太いんですか」
「私は大のヘビが苦手だからな~」
「小さい子も来るので、その辺が心配だな。でも早く見つけてほしいですね、せっかくの祭りの期間中なので」
【八戸市からねぶたに参加】
「えー、今ですか?」
(Q.中で捜索中)「中で捜索中だって」
「毒あるなしじゃなく、来たら怖いですよね。早く見つかるように祈っています」
ヘビは店の中にいる可能性が高いと見て、店内の捜索が続きました。
【藤原祐輝アナウンサー】
「正午を回りましたが、まだヘビの発見には至っていません、時折上の階から何か作業の音が、取材をしていると聞こえてきます。作業員の話によりますと、壁に穴をあけて捜索活動をしているということです」
【ペットショップの従業員】
(Q.どの辺を重点的に探している)「上ですね、だいたい」
(Q.2階を重点的に探している)「そうですね
そして午後4時、捜索が終了。ヘビは発見されませんでした。
【ペットショップ店長】
「鍵が付いている状態にもかかわらず、扉が外れていたという状況になりますので、私としてもとても驚いている状況です」
「周りの方にご不安ご心配をおかけてしてしまっていますので、一刻も早く生死問わず発見に至るように全力を尽くしています」