起訴状などによりますと、平川市の飲食店従業員桑田飛鳥被告(34)は、去年1月、中学生の長女の背中などを包丁で2回刺し、全治およそ1カ月の大けがをさせた傷害の罪に問われています。
きょう青森地方裁判所で開かれた論告求刑公判で、検察側は長女の弟に包丁を持ってこさせて犯行に加担させるなど「犯行態様が危険で悪質」と指摘しました。
また、桑田被告は以前から長女と弟をたたくなどの虐待を繰り返していて、今回も「常習的な虐待がエスカレートしたものと認められる」などとして、懲役3年を求刑しました。
一方、弁護側は危害を加える意思はなかったことや、裁判に出廷した長女が、処罰を望まないと証言したことなどから執行猶予付きの判決を求めました。
最後に桑田被告は「自分の娘の体と心に傷をつけてしまったことは申し訳ない」「本人に謝りたいですごめんなさい」と述べました。判決は来月9日に言い渡されます。













