認証されたのは、市場で卸売り業務を行う「八戸魚市場」の缶詰、水産加工会社「ディメール」の棒寿司、そして漁業者「開洋漁業」のあぶりハムの3つの加工商品です。
6日は、商品を開発した3事業者の代表に対し、熊谷市長から認証書が手渡されました。認証されるには、八戸港で水揚げされた水産物を主な原料としていること、既存の商品ではないなどの要件をクリアする必要があります。
早速試食した熊谷市長は「八戸市の水産業の底力を感じる」などと絶賛していました。
3商品は、いずれも八戸港からおよそ2400キロ離れた天皇海山と呼ばれる漁場で獲れ、船の上で凍らせた船凍キンメダイを原材料にしています。
八戸港は日本一の船凍キンメダイの産地である一方、地元で消費する習慣がなく、ほとんどが関東へ出荷されてきました。
【開洋漁業 河村和吉専務】
「このキンメダイの商品を通じて、基幹産業である漁船漁業のPRですね、そしてキンメダイのおいしいというふうに皆さんに思っていただける、そういうふうな活動をしていきたいと思っています」
八戸市では市の水産物全体のイメージアップを図り、消費拡大や魚の価格向上につなげることを目的にブランド認証制度を実施しています。