つがる市の糸鋸工芸館では、毎年この時期に青森ヒバを使った「津軽屏風山彫干支絵馬」を制作しています。
作品を手掛けているのは70歳の工芸家・長内正春さん。1981年に「えと絵馬」の制作を始めて、2024年で44年目です。
縦14センチ、横21センチ、厚さ1.3センチの青森ヒバの板を電動の糸のこを使って丁寧に切り抜き、段をつけながらはめ込んでいくと、立体的な絵馬が出来上がります。最後に背景の板をバーナーで焼いて仕上げます。
【長内正春さん】
「(来年は)魅力的な1年になるように、小判型のとぐろは世の悪をぎゅう詰めし、富は逃がさないようにと願いを込めて作りました」
「仕上がりは、想像以上。な~んちゃって」
制作は12月末まで続き、およそ150個を制作します。絵馬は1枚3000円で来週から販売される予定です。