2024年は、黒石市のりんご研究所で栽培された「ふじ」と「王林」合わせて28個ずつを天皇皇后両陛下や各宮家に贈呈します。
かすり姿に白い手袋を身に着けた女性職員5人が、ガーゼで一つ一つきれいに磨き上げ、和紙で丁寧に包んでいました。
「献上りんご」は1928年に、当時の知事が皇室に県産リンゴの品質の良さを知ってもらおうと贈ったのが始まりで、今回で80回目となります。
【りんご研究所 磯辺慶所長】
「今年は、春先から授粉環境があまり芳しくなかったことや秋が高温だったことから、どのようなリンゴができるのかなと思ったところですけど、今年も甘くておいしいリンゴが出来上がったということで、味わっていただければと思っております」
「献上りんご」は9日に発送され、10日に皇室に届けられる予定です。