9日は、線路の排雪を行うモーターカーの試運転が行われました。
大鰐駅では車両の前方部分で雪を跳ね飛ばすフランジャーとウイングのほか、後方にある雪をかき込んで遠くに飛ばす、ロータリー装置の動作を確認していました。
例年、大鰐線ではこのモーターカーと、ラッセル車で排雪作業を行っていますが、2024年は、ラッセル車を押す機関車の不具合のため、運行できなくなっています。
そのため、今シーズンはモーターカーのみで冬の安全運行を守ります。
【弘南鉄道 中田正志業務部長】
「(休止の方針が示されたが)走っているうちは旅客輸送の安全を確保しなければいけないので、まずは徹底して今回の習熟訓練を通して万全を期していきたいと思います」
大鰐線の排雪車両は、雪が少なかった2023年度は3回の出動に留まりましたが、大雪だった2021年度は44回出動しています。