【赤平春菜記者】
「十和田湖畔の休屋地区です。ここは歩いていると風が気持ち良くて自然を感じられる場所なんですけれども、ご覧のように廃業してしまったホテルが目立ちます。そんな中、2年前にオープンしたホテルで大人も子どももくつろげる、あるスペースが誕生しました」
廃業になったホテルを改修して建てられた宿泊施設「十和田湖畔 桜楽(さくら)」。
2023年夏のオープン当初には使われていなかった別館の2階部分を改装して、4月からキッズスペース「ASOVIVA(あそびば)」の利用を始めました。
およそ100坪の室内には、青森県内初となるAR式ゲーム機を導入。床に映し出される映像を足でタッチするなど、およそ80種類のゲームを楽しめます。
また、子どもたちが年代別にのびのびと遊べるスペースや授乳室も完備されました。
自然に恵まれ観光地としても人気の高い十和田湖で、なぜ室内の遊び場を用意したのか。そこには、休屋地区ならではの課題がありました。
【十和田湖畔 桜楽 桜庭匠社長】
「冬や雨の日の遊ぶ所がないというのが課題の場所でした。そこで何か遊べる場所を作ることで、地域の方も、一般利用できるようにして皆さんに満足できるような施設を作ろうということで作らせていただいた」
天候に左右されず、観光客の満足度をより高めるために作られた「ASOVIVA」。
【内覧会参加者】
「外が雨とかで寒かったりすると、子どもたちがずっと外にはいられないので、室内があると汗だくになりながら遊んでくれるので、助かりますね」
6月上旬からは、宿泊客だけでなく一般客の利用も始めるということです。利用料は宿泊客は無料で一般客は4人までで2時間2000円です。
また、現在改装中の別館1階部分には、インバウンド客も見据え、握りずし体験ができるすし屋を7月から8月中にオープンする予定です。
【十和田湖畔 桜楽 桜庭匠社長】
「海外の方に目を向けると、ものすごい魅力的な景色が広がっています。それをきちんと発信して少しでも多くの方に十和田を知っていただいて、魅力を伝えていけたらと思っています」