ホタテの半成貝の水揚げは、例年4月から本格化しますが、2025年は水揚げ量が激減しています。
青森県漁連などによりますと、湾内では青森市漁協と後潟漁協、蓬田村漁協とむつ市漁協では4月の半成貝の水揚げがゼロでした。
こうした状況の中、県議会の農林水産委員会では、生産量の回復に向けた県の取り組みについて委員から質問が出ました。
【三橋一三委員】
「今までの常識だけではない部分で、稚貝も半成貝も親貝もしっかり確保していかなければならないですし、加工業者も含めてホタテに関わる全ての人が取り組んでいけるようにしなければいけないと思っています」
県はホタテ総合戦略に基づき、養殖規模に応じた親貝の数の下限設定や親貝確保のための協定締結、陸奥湾内で稚貝を融通する体制整備を進めると説明しました。