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五所川原市官製談合事件 前副市長らに有罪判決「常習性が顕著」

2025.01.15(水) 18:45

五所川原市発注の工事を巡る官製談合事件で、前の副市長と元市職員の男に対し、青森地方裁判所はそれぞれ懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、五所川原市の前の副市長・一戸治孝被告(71)と五所川原市の元職員・石井隆夫被告(70)です。

2人は会社役員の男と共謀のうえ、2021年11月に市が発注した指名競争入札で、特定の業者が落札できるよう公正を害する行為をした、官製談合防止法違反などの罪に問われています。

青森地裁で開かれた判決公判で藏本匡成裁判官は、一戸被告に対し、「常習性が顕著で悪質性が高い」。また、「談合の結果、予定価格のおよそ95%から97%の高い率で落札され、税の無駄遣いも招いた」などと指摘しました。

そのうえで懲役1年6カ月の求刑に対し、2人にそれぞれ懲役1年6カ月執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

一戸被告の弁護人によりますと本人と相談のうえ、控訴しないということです。

一戸被告は裁判後、報道陣に対し「市民、職員、業者の皆さんに心よりおわび申し上げます」と話しました。
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