午前9時前の八甲田ロープウェー山麓駅。営業開始を前に、利用客が次々とやってきます。
ゴンドラに乗り込むと、八甲田の空の旅へ。外の景色は徐々に白く染まっていきます。
そして…
10分ほどで標高1324メートルの田茂萢岳山頂付近に着きました。
【赤平春菜記者】
「ロープウェーの山頂駅から降りますと、こちらご覧ください。八甲田の絶景が広がっています。そしてさらに上のほうを見ますと、多くの観光客の方が、平日にもかかわらず訪れています」
斜面にそびえているのは樹氷。木に雪や氷が吹きつけることで徐々に大きくなり、その姿かたちから「スノーモンスター」とも呼ばれています。
多くの自然条件がそろわないと見ることができない、この時期ならではの景色。
訪れた人は。
【スキーツアーに参加】
(Q.この景色いかがですか)「いいね~八甲田山は裏切らないね、素晴らしいです」
「120点満点の景色です」
(Q.どのあたりが)「全部」
一方、「スノースクート」と呼ばれる自転車の形をしたそり。青森市内から訪れたという女性は、パウダースノーを楽しむそうです。
【青森市から】
(Q.八甲田の魅力)「とにかく景色がきれいすぎて、いつも吹雪いていて見えないんですけど、1回見ちゃうとやみつきになっちゃうので何回も来ちゃいます。あと雪質も最高です」
(Q.樹氷)「いつもより雪が多いから、ちょっと低くは感じるけど、もこもこしている感じはしますよね」
また、国内からだけでなく、海外からのインバウンド客の姿も。近年は、特に中国や台湾といったアジア圏からの利用客が増えているといいます。22日も多くの外国人観光客が写真を撮るなどして満喫していました。
【カナダからの観光客】
「ウィー ラブ ジャパン!フォー!」
八甲田ロープウェーによりますと、樹氷の見頃は2月末までということですが、高温が続くと溶けてしまうため、早めに訪れることをおすすめしています。