2025年で11回目となる「FOOD MATCH aomori」。県内で食料加工品を扱う60社が、試食などを通じて、県内外のおよそ300人のバイヤーに向けて商品を売り込みます。
【福岡県から参加したバイヤー】
「西に行けば行くほど、ザ・青森みたいなイメージの商品が売れていくので、逆にそういうの以外の商品を発掘できれば良いなと」
今回初出展、青森市の水産加工会社のレンジで手軽に作れる「ほたて貝焼きみそ」です。
【赤平春菜記者】
「ベビーホタテがしっかりと丸々入っています。いただきます」
「すごくホタテに弾力があって、冷凍とは思えない、しっかりとした伝統の味になっています」
近年の県産ホタテの不漁を背景に抱えつつも、加工品に活路を見出します。
【成邦商事 小野俊一総務部長】
「二次加工品をいっぱい作ることで、豊漁の時に材料をストックしておいたり、一定の商品を供給できる体制にしておけば、少しこれ(漁獲量の増減)があっても対応できる」
一方、青森市でリンゴを使った商品の開発を行う会社の「飲むりんごジュレ」。誕生のきっかけは青森を訪れた観光客の声でした。
【エイ・ワンド 高森暖常務】
「観光客の方に、前に『青森に来てもジュース類が多くて、携帯して持って歩けるようなものがあったら良いんだよね』と言われたことがあって」
こうした県内企業の工夫や努力を海外にも届けようと、東京や大阪などの輸出関連の商社5社が目利きする輸出商談会も平行して行われました。
商談会を支援するジェトロ青森は、現在、主に輸出を行うアジア圏域だけでなく、アメリカやヨーロッパ、中東などの新しい国への輸出にチャレンジする企業を応援したいとしています。
【ジェトロ青森 清川裕志所長】
「県内でも、例えばEUのHACCP(ハサップ)とかの認証をとっていく企業も増えてきていますので、きちんと支援をしながらさらに販路を広げていければと思っています」