日本原燃は、使用済み核燃料再処理工場で27日、排風機1台が故障し焦げ跡が確認されたと発表しました。
また20日にはウラン濃縮工場で、保安規定の基準を超える放射性物質を含む液体の漏れが確認されていました。
いずれも、周辺環境への影響はありませんでしたが、増田尚宏社長は29日の会見でトラブルについて陳謝しました。
【日本原燃 増田尚宏社長】
(Q.ウラン濃縮工場について)「我々の管理基準を超えるものを出してしまったことを本当に申し訳なく思っています。おわび申し上げます」
「やはり(完成から)30年経過していろいろなもの、特に高分子材料は劣化するというのは当たり前の話なので、そこの見極め方が我々はちょっと、もっと総ざらいしないといけないのだと思います」
そのうえで、2026年度中の完成を目指す六ケ所再処理工場についても、新規制基準の審査が終わるまでに、長年使用している機器の健全性を系統的に確認していくとしました。