3日は、融雪剤を最大50キロを運搬できる大型の農業用ドローンを準備。たい肥や石灰といった、園地の土壌に悪影響のない融雪剤6種類を10アールずつまきました。
2、3日ほど観察し、それぞれの雪の溶け具合を比較します。
【JAつがる弘前 指導部 尾崎高広部長】
「投下する量とかがうまく落ちているので、非常に効果的だなと実感しております」
米沢さんは、融雪剤を手作業でまくと1週間掛かると見ていて、3日は30分もかからず終えることができ、効率の良さを実感していました。
実演会を共催したJAつがる弘前では、既にドローンによる融雪剤散布のパッケージを取りそろえていて、組合員に今週中にも案内を配布し、2月下旬から作業できる見込みです。
費用は、10アール当たり6000円ほどになる予定だということです。
【JAつがる弘前 指導部 尾崎高広部長】
「散布するにしても費用的なものは確かに掛かる部分もありますが、被害が出るともっと収入の減になるというのもありますので、費用対効果を考えながら利用していただければ」
青森県のまとめによりますと、3日午前9時現在、県内では160棟の農業用ハウスで全壊や破損といった被害があり、農林水産関係の被害額は7729万円に上っています。