6日はHASSYADAI socialの三浦宗一郎代表理事が風張知子教育長を訪ね、「騙されない為の教科書」を手渡しました。
この冊子は、三浦さんが高校生年代の若者から「詐欺の被害に遭った」と連絡を受けたことをきっかけに制作。高校生年代の若者が詐欺の手口などを学び、自分の身を自分で守れるようにとの思いが込められています。
冊子は2月中旬までに、県内の特別支援学校を除く全ての県立高校に配布される予定です。
【HASSYADAI social 三浦宗一郎代表理事】
「(高校生年代の)可能性を搾取しに来る大人たちもいる中で、それぞれの可能性がちゃんと発揮されていく、存分に生かされていく、そういう社会になったらいいなと思っています」
この「騙されない為の教科書」、中を見てみますと、トラブルの事例ごとに漫画形式で紹介されています。
事例では、オーディションの最終選考に落選した女性に、事務所契約のスカウトのメールが来ました。女性は事務所にお金を払ったものの、数カ月レッスンがなく連絡したところ、契約詐欺の被害を受けたことに気付いた、という内容です。
登場人物の発する言葉や表情からも、トラブルの怖さが感じられます。
そして、その後のページには解説が書いてあり、トラブルに巻き込まれた場合の連絡先など、必要な情報が分かりやすく詰め込まれています。
事例を知っているだけでもトラブルに巻き込まれる可能性が低くなります。自分の身を自分で守る為に役立ててほしいです。