国や県、それに原子力事業者や有識者などで構成される原子力政策懇話会が青森市で開かれ、資源エネルギー庁から「第7次エネルギー基本計画」について説明がありました。
適合性審査が長期化している六ケ所再処理工場とMOX燃料工場の完成は、必ず成し遂げるべき重要課題としたうえで、次のように述べました。
【資源エネルギー庁 皆川重治課長】
「使用済みMOX燃料に関する再処理技術の確立と、それを六ケ所再処理工場に適用する場合を想定してデータの拡充を図っていく」
また、中間貯蔵施設に貯蔵した使用済み核燃料を、六ケ所再処理工場に搬出する方針が初めて明記されたことも報告されました。
原発については、「可能な限り依存度を低減する」という記載部分が削除され、国は引き続き核燃料サイクル政策を推進していく方針です。