2月の弘前市の一野渡八幡宮神社。ずっしりと雪が鳥居を覆っています。
そして3月10日の映像です。雪の重みで鳥居が崩れてしまいました。
【坂本庸明記者】
「近付いてみますと、このようにコンクリート製の鳥居がバラバラになっています」
近所の人によりますと、8日の夕方には鳥居を確認できましたが、9日の朝には崩れていたということです。老朽化による被害を防ぐために2024年6月、鳥居にトタン屋根を貼る改修工事を行った矢先の出来事でした。けが人はいませんでした。
この神社を管理している齊藤正明さん。コンクリート製の鳥居が崩れた原因についてこう話します。
【齊藤正明さん】
「(石の)風化とやっぱり今年のこの雪でしょうね。(鳥居の上に雪が)あったことはあったが1回下ろしているので、そんな大したことないというか、去年、トタン屋根をかけたばかりでしょ。『まぁ大丈夫かな』と、そういうふうな考えであったんだよね今考えれば」
弘前の積雪は2月、観測史上最大となる160センチに達しました。
【齊藤正明さん】
「およそ70年、それなりの年数ここにあったものが無くなるのは残念だなと思っています」
県内の今シーズンの大雪による被害は午前9時現在、住家が132件、非住家が372件となっています。