折り鶴には、生徒一人ひとりが復興への希望を込めた言葉を刻み奉納しました。
「黙とう」
そして、午後2時46分。14年前の同じ時刻に、生徒や教職員合わせておよそ390人が黙とうを捧げました。
【青森明の星高校2年 栃木漣さん】
「当時、私は3歳。映像で見たり話で聞いたりすることで知ってはいても、大災害だった実感を持てずにいるというのが本音です」
参加した高校2年生は震災当時、3歳。中学1年生に至っては、生まれる前の出来事です。
【青森明の星高校2年 栃木漣さん】
「これからまた大きな地震などがあったときに備えられるようにという思いを持って参加いたしました」
【青森明の星高校1年 板倉沙英さん】
「今でもなお辛い思いをしている人たちがたくさんいると思うので、少しでもその人たちが早く幸せに生活できるように、という願いを込めて書きました」
生徒たちは、自分の身を守ること、そして震災の記憶をさらに後の世代に伝えていくという意識を新たにしていました。