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運転停止が続く“東通原発” 10月から原子炉などの審査目指す

2025.03.13(木) 18:45

14年以上にわたり運転停止が続く東通原発について、東北電力は10月から原子炉などの安全審査に入る予定だと村議会で説明し理解を求めました。

東北電力の東通原発1号機は、2011年2月の定期検査以降運転停止が続いています。

13日は、東北電力が東通村議会の全員協議会で安全審査に関する現在の状況などを説明しました。東通原発については、地震や津波の審査が終わり現在は火山の審査中で、10月からは原子炉などの審査に入る予定としています。

また、同じく東通村に原発を建設中の東京電力も現在の状況を説明しました。東京電力の東通1号機は、2011年1月に着工したものの、震災の影響で工事が中断したままとなっています。

説明を受けた東通村の畑中稔朗村長は、住民への見学会を含む情報公開の徹底を求めました。

【東通村 畑中稔朗村長】
「住民の方が、発電所の建設現場を見るということが理解を促進することになると実証されていますので、広く住民の方に情報公開を行っていただきたいと思っている」

一方、東北電力青森支店の下屋敷聡支店長は、早期の再稼働を望む地元の声に応えられていない状況について、重く受け止めると述べました。

【東北電力青森支店 下屋敷聡支店長】
「我々としては地元経済のためにも、一日も早い再稼働に向けて、全力で取り組んでまいりたいと考えていて、そういった意味で地域経済の方にも貢献できればと思っているところです」

東北電力の東通原発を巡っては国の安全審査が長期化していて、東北電力は9月末までに安全対策工事の完了時期を示す方針です。
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