みちのく記念病院の当時の院長・石山隆被告(61)と、その弟で医師の石山哲被告(60)は、起訴状などによりますと、2023年3月、院内の殺人事件を警察に届けず、死因を「肺炎」とする虚偽の死亡診断書を遺族に渡すなどして、事件を隠そうとした犯人隠避の罪で起訴されています。
一連の事件を受けて、精神医療現場の不正行為の是正を行う「市民の人権擁護の会日本支部」の小倉謙支部長は、13日、県に対して、違法な身体拘束の調査などを求める要望書を提出しました。
8項目の要望の内容には、保健医療機関の指定取り消しを国に働きかけることや、第三者委員会による病院の実態解明と公表などが含まれています。
【市民の人権擁護の会日本支部 小倉謙支部長】
「第三者委員会を立ち上げ、院内の過去から及ぶ状況に対する調査をしっかり行うことが別途必要であろうと」
「精神医療全体のあり方を問うていく、ひとつのきっかけにしていかなくちゃいけない」