スポーツの現場でもドローンが活用されました。
【中井友紀アナウンサー】
「スタジアムの中にやってきています。私の腰の高さ辺りまで雪がまだ積もっていまして、本来はこの下に芝生が見えるはずなんですが、全く見えません」
青森市にあるカクヒログループアスレチックスタジアムのピッチには、雪が80センチ近く積もったまま。この場所ではおよそ3週間後の4月6日に、サッカーJFLラインメール青森のホーム開幕戦が行われる予定です。
【ラインメール青森 井上晴雄チーフマネージャー】
「何とか青森でホーム戦を開催したいと思う一方で、この現状、今年は災害級の大雪ということで」
そこで導入されたのがドローン。農業の現場では融雪剤の散布に使われていましたが、サッカーのピッチで使われるのは全国でも珍しいケースです。
【トップクルー(ドローンで融雪剤散布) 柘植健所長】
「今回一番最初に測量作業をして、手動というかは自動航行で飛行させたので、オペレーターの負担も少ないのかなと」
散布の前に、ドローンを飛行させ位置情報を取得。その情報を基に作られた地図データを利用した自動航行で、雪に隠れたピッチ上に融雪剤を散布していました。
【トップクルー(ドローンで融雪剤散布) 柘植健所長】
「人でまくよりかは、量とか、ルートも正確に飛ぶかなと思います」
ドローンはピッチの縦およそ100メートルを10秒程度で移動。融雪剤はゴルフ場などでも使用されている芝生に悪影響のないものを使っています。20キロ10袋をまく作業は、正確に、素早く1時間ほどで終えてしまいました。
しかし、この雪が溶けるには今後の天気の状況も影響するということで・・・
【ラインメール青森 井上晴雄チーフマネージャー】
「晴れることを祈ってください(ニヤ)」
スタンドも雪で覆われていて、ラインメール青森では「カクスタ“雪かき大作戦”」と題し、23日午前10時からゴール裏のスタンドの雪片付けへの協力を呼び掛けています。