柏木農業高校で開かれた講習会には、生物生産科の2年生と3年生の7人が参加しました。
リンゴの木を狭い間隔で植えて収益性を上げる高密植栽培は、従来の栽培方法よりも多くの苗木を必要としますが、慢性的な流通不足が課題となっています。
このため、柏木農業高校では、弘前市の原田種苗と連携し、苗木の育成に取り組んでいます。
講習会では、生徒たちが2年前に植えた台木となる若い木に、ふじの枝を接ぎ木する作業を学びました。
【接ぎ木を学んだ生徒】
「高密植普及のためにもっと苗木を生産して、すぐに手に入りやすいような環境をつくっていけたらと思います」
【原田種苗 原田寿晴社長】
「人材育成とか機械化をもっとうまくやりながら、まずは生産性を上げるために、今 必死にやっているところです」
原田種苗には、高密植栽培用の苗木のオーダーが5万本ほど寄せられていますが、供給できるのは3万本ほどで、苗木の増産が急務となっています。