青森市の浅虫水族館では、午前9時の営業開始を前に、職員たちが「いるかのぼり」の取り付けをしました。
ゴールデンウィークに向けて、海の生き物ののぼりで利用客を歓迎します。ロープを引き上げその姿が見えてくると…。
【赤平春菜記者】
「今回から新しく、浅虫水族館のマスコットキャラクター・ここるちゃんや、青森ならではの海産物、ホヤ、ホタテなどがのぼりとして展示されています」
のぼりは、これまでの3種類から17種類に増え、水族館ではおなじみのカマイルカ、ウミガメなどと並んでホヤやホタテなども仲間入り。
今回のリニューアルのコンセプトは。
【浅虫水族館 広報企画グループ 久保真司さん】
「地域性を踏まえた水族館、楽しく学べる水族館、命を感じる水族館の3つ」
モリアオガエルは、1匹のメスに複数のオスがくっついて行う繁殖の様子をのぼりにしています。
【浅虫水族館 広報企画グループ久 保真司さん】
「いったいこの様子はなんだろうと、まず疑問に思ってもらうところから、これが実は繁殖のようす、生き物たちが命をつないでいく様子を楽しく伝えられたらなと思い、今回用意しました」
さえわたる青空のもと、にぎやかないるかのぼりを目にした県内外からの利用客は。
【神奈川から帰省】
(Q.ご覧になって)「すごくきれいだと思います」
(Q.特に可愛いのは)「ウミガメさん」
「普通のこいのぼりよりも大きくて生き生きしていますね。きょう風も強いし、気持ちよく踊っているんじゃないですか」
イルカのぼりは、5月6日まで空を泳ぎ続ける予定です。
水族館のスタッフに、何の生き物なのか、答え合わせをしてもOKだということです。
浅虫水族館では、4月から高校生以下の入館料が無料になっていますので、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。