県内ニュース

NEWS

ニュースランキングはこちら

「核のごみ」最初の搬入から30年 最終処分場は?住民との約束は?

2025.04.24(木) 18:45

高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」。青森県六ケ所村の一時貯蔵施設へ最初に搬入されてから、まもなく30年です。最終処分地が決まらない中、地元住民との約束は、守られるのでしょうか。

六ケ所村の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターは、フランスやイギリスから返還された高レベル放射性廃棄物を最終処分するまでの間、冷却のために貯蔵する施設です。1995年に初めて搬入されてから、まもなく30年となります。

当時、県と村、事業者の日本原燃が結んだ安全協定では、貯蔵期間は「30年から50年」としていましたが、最終処分場が決まらず搬出できない状況です。

日本原燃の増田尚宏社長は、24日の会見で次のように述べました。

【日本原燃 増田尚宏社長】
「国・事業者を含めて、約束を守るための最善の努力を行うのと、我々もその中でできる限り協力していくということが必要だと思いますので、そこはしっかりやっていきたいと思っています」

最終処分場は、調査や建設におよそ30年かかるとされています。

北海道寿都町と神恵内村、佐賀県玄海町が調査を進めていますが、最終搬出期限の2045年までの完成は見通せない状況です。
< 前の記事 県内ニューストップ 次の記事 >
週間ランキング
月間ランキング

・回線状況や時間帯、また閲覧する環境によっては正常に動画が再生されない場合がございます。ご了承くださいませ。

・本サイトで公開中の動画及び過去の動画につきましては、DVD等の別媒体への複製や動画ファイルによる個別提供のご依頼は有料無料問わず全てお断りしています。