ホタテの品薄状態が続く中、全量が落札され、1キロ当たりの価格は475円の値を付け、前年の倍以上となりました。
過去最高だった前回を90円上回り、上げ幅も過去最大となりました。品薄のため今期は、初回の入札から過去最高値を更新し続けています。
この急激な価格上昇に、むつ湾漁業振興会の立石政男会長は懸念を示しました。
【むつ湾漁業振興会 立石政男会長】
「一番心配なのは、あまり値が高ければ、成貝として残すべき貝も売るかもしれない。そうすれば親貝が不足することになる。それが今一番心配しています」
青森県漁連によりますと、4月1日から5月8日までの半成貝の水揚げ量は828トンとなっていて、前年の同じ時期の3分の1程度に激減しています。
次の入札は5月27日に行われる予定です。