【青森市民(88)】
「高校時代もその辺に同級生と来て泳いだような気がする、花火の日にかもしれない」
「前は東京から孫たちが来て、東京の両国よりも(さらに)良いと言っていた」
「何となく毎年のルーティンという感じでしたけれど」
大会の実行委員会によりますと、2024年の花火大会は当日の天候により来場者数が大きく落ち込み、有料観覧席等の収入が伸び悩みました。
加えて、花火の費用の単価高騰の影響もあり、浅虫温泉観光協会の財務状態を圧迫。有効な施策が見出せない中、2024年、課題となった警備体制について拡充の必要にも迫られ、最終的に中止を決めたということです。
【過去に花火大会に来た人】
「友達と来たいなと話していたから悲しいです」
温泉街での恒例行事。花火大会を楽しみに1年前から宿泊の予約を入れる人もいるといいます。
中止の発表に会場近くにある道の駅は。
【道の駅 ゆ~さ浅虫 飯田真也さん】
「毎年こちらの売店でも準備を色々としてきたものなので、1日朝から活気がなくなるような感じで寂しいです」
中止の影響は交通機関にも及びそうです。青い森鉄道では、2024年の花火大会当日、観客の輸送のため臨時列車14本を増やして対応。
午後4時ごろから午後10時ごろまでの浅虫温泉駅の乗降客数はおよそ6000人で、2023年度の1日当たりの平均乗降客数と比べると10倍近い人が利用したことになります。
歴史ある花火大会の中止。浅虫温泉観光協会によると、2026年以降の開催については追って案内するとしています。