「青森市の青森公立大学に来ています。先月29日には、あの建物近くの道路でクマ1頭が目撃されました。さらについ3日前には道路に面するバス停付近でもクマが目撃されています。そんな中大学側では、きょうからこの道路に面したバス停ではなく、大学の建物にずっと近いバス停からバスに乗車できるようにしました」
青森公立大学の敷地内では、5月下旬からすでに3回、体長およそ1メートルのクマ1頭が目撃されています。
学生たちの主な通学手段はバスか車。
バスの利用者は、これまで校舎からおよそ270メートル離れた国道103号近くのバス停から乗車、校舎からおよそ50メートルの所で下車という形でしたが、6月9日からクマ対策として校舎に近いバス停で乗り降りできるようにしました。
この対応に学生は。
【バス通学する学生】
「近いので建物の中に戻ったり、事務局も近いので助けを求めることができるなと思いました」
一方で、こんな声も。
【バス通学する学生】
「結局クマが出るのは変わらないと思うので、これにプラスアルファで何か対策をしてほしいなという気持ちは少しあります」
(Q.自身でのクマ対策)「なるべく音を出すことを意識して、友達と歩く時は明るい感じで近づかないようにやっていますけど、1人の時はどうしても静かになってしまうので」
大学の構内では、張り紙などで注意喚起をするとともに、学生と職員にはメールで目撃情報を周知しています。
さらに。
【青森公立大学 西岡隆さん】
「クマが嫌がる臭いがする液体が入ったペットボトルを、この並びに20本設置しております」
「大学としましては、学生・職員の安全安心、それが1番ですので、注意喚起が最初ですけれども、今後できる対策について、青森市などとも協議しながら検討して参りたいと考えております」