「うわぁ、暑…。30分ほど日なたに車を置いていたら、息苦しいほどの暑さになってしまいました」
熱中症の危険は車内にも。「車内熱中症」に注意が必要です。
JAFが外の気温24℃ほどで行った実験です。
長時間駐車をした場合、大きさの異なる2台の車両で車内の温度の上昇に違いがあるか検証しました。25℃で計測を開始した上は軽ワゴン、下は大型SUVです。
どちらもかなり上昇していますが、特に大型SUVは、1時間経過するとなんと43.5℃。非常に危険な温度です。車体が大きいほど、温度は上昇しやすいことが分かります。ダッシュボードの上はいずれも40℃を超え、大型SUVは57.3℃まで上がってしまいました。
JAF青森支部によりますと、青森県内で2024年4月1日から2025年3月末までに鍵の閉じ込みによる救援要請のうち、子どもが車内に残されたままのケースは16件。
そのうち6件は6月から8月の気温が高くなる時期です。
「少しの時間だから大丈夫」「起こしたくないから」と子どもを車内に残すことは、熱中症を引き起こし、重大な事故につながる危険があります。
特にこれからの時期十分、注意が必要です。