7月1日は、季節の節目「半夏生(はんげしょう)」です。半夏生までに田植えを終えないと米の収穫量が減ってしまうと言い伝えられ、農作業の大切な節目とされています。
その半夏生に食べたいのが、タコ。植えた苗がタコの足のようにしっかり根付いて豊作になるよう祈ります。
【服部未佳アナウンサー】
「青森市のマエダストア虹ケ丘店に現在並んでいるのは、青森県産と北海道産のミズダコ。去年よりも安く購入できそうです」
青森県産は6月で終了し、これから北海道産が増えてくるミズダコ。2025年は北海道での水揚げが多く、在庫が増えていることから、足は2024年より1割安く、頭の部分は2024年より2割安くなっています。手頃で栄養豊富な旬のミズダコ。半夏生に味わってみては。
また、暑い夏に向けて食べたいのがウナギ。豊漁のため、中国産は2024年より1割安く購入できます。国産のウナギは7月から販売される予定です。
そして、夏と冬に旬を迎える十三湖産のヤマトシジミも店頭に。例年並みの価格で購入できそうです。夏のヤマトシジミは、身が大きく食べ応えがあるのが特徴です。
その他、カツオも旬を迎えますが―
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「例年であればこの時期には生のカツオが豊富に並ぶのですが、今年は不漁のため、なかなか入ってきません」
取材した18日は、生ガツオが店頭に並んでいませんでした。2025年は水揚げが少なく、入荷したとしても価格は100グラム537円と、例年の2.5倍まで高騰しています。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「今、ビンチョウマグロが豊漁なんです。カツオよりも利益が出やすいビンチョウマグロの漁を優先して行っていることもあり、カツオが高騰しています」
ビンチョウマグロは、ペットフードなどの加工用としても需要が高く、生の国産ビンチョウマグロが店頭に並ぶ予定は、今のところないということです。
一方、野菜売り場では―
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「葉物野菜は、各産地で適度な雨が降り気温も良好だったため、生育が順調です」
6月、ニラやコマツナ、ミズナの入荷が潤沢で、価格が下がりました。7月にかけては、例年並みの価格で購入できそうです。
また、5月に引き続き、レタスも手頃です。気温が上がった関東で豊作となり、1玉159円と2024年より3割安くなっています。7月にかけて産地が北上し、岩手県産や青森県産が増えてきます。
【服部未佳アナウンサー】
「今が旬の香味野菜といえば、暑い日にもさっぱり気分を味わえる、ミョウガ。例年並みの価格で購入できそうです」
高知県産のミョウガは、3個入り1パック160円で並んでいます。
ところで、よく目にするこの形のミョウガは、「花ミョウガ」とも呼ばれ、私たちが食べているのは、つぼみの部分です。
そして―
【服部未佳アナウンサー】
「こちらは、本来ならば捨てられてしまう茎の部分、『茎ミョウガ』。これだけ入って、なんと214円です」
1袋300グラムも入って214円と、お得な茎ミョウガ。味や食感、特有の爽やかな香りも、花ミョウガと変わりません。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「刻んでしまえば花ミョウガと全く同じように食べることができます。7月いっぱい店頭に並ぶ予定です。大変お買い得なので、ぜひお試しください」
【服部未佳アナウンサー】
「米売り場に来ました。価格高騰が続いていますが、銘柄米は安定して入荷しているようです」
「青天の霹靂」や「はれわたり」、「まっしぐら」といった青森県産を始め、山形県産の「雪若丸」や、秋田県産の「あきたこまち」といった銘柄米がズラリと並んでいます。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝 店長】
「銘柄米は順調に入荷していて、価格は『まっしぐら』で5キロ3759円です」
そのほか、2024年産の青森県産米を2品種ブレンドしている商品も。5キロ3651円と、お買い得です。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「マエダでは来月7日から青森県産米の値上げを予定しています。値上げ前にぜひお買い求めください」
また、マエダストアでは今後、政府の備蓄米も販売する予定です。
【マエダストア虹ケ丘店 中山英輝店長】
「マエダストアでは、令和3年産の備蓄米を100トン調達しました。販売日は未定ですが、7月には、少しでも手頃に購入していただけるよう準備を進めていますので、お待ちいただければと思います」
マエダストアでは、備蓄米の販売日が決まりしだい、店頭で告知するということです。