訓練には、警察や消防などおよそ50人が参加しました。黒石警察署管内では2025年、7月8日までに10人が遭難しています。
捜索隊の隊員たちは自身の体調に気を付けながら、連携を確認しました。
もしも遭難してしまったら…。
青森県警ヘリ「はくちょう」から見た遭難者です。この日最も見えやすかった色は…。
「おお、良く見えるな」
黒です。周りの景色や気象条件によっても異なるということです。
万が一、遭難した際に警察が呼び掛けたいこととは。
【黒石警察署 對馬勝治署長】
「広報(呼び掛け)をいろいろヘリからもしますので、手を振るということが大事だと考えています」
実例として、遭難者の中には林の中にいて見つけられず、丸一日経ってしまった人もいました。
ヘリの音が聞こえたら、なるべく見渡すことができる広い場所に移動してほしいということです。
さらに。
【クマ避けスプレー】
「噴射!」
登山者には必要不可欠なクマ避けのスプレー。風向きによっては他の人や自分自身が吸ってしまうこともあるため、いざという際に備えていました。
【黒石警察署 對馬勝治署長】
「入山の際は食料、携帯電話、そういうのを必ず持参して、行き先を家族に告げるとかそういうことを徹底してもらいたい」