【むつ市 山本知也市長】
「むつ市地域活性化起業人を委嘱します。むつ市長、山本知也。よろしくお願いいたします」
中国出身でアジアトップクラスのシンガポール国立大学を卒業後、ケニアの国連でインターンをするなど、国際的に活動するムー・ユーチェンさん。
本人の強い希望もあり、日本の地域活性化に取り組むJapan Naviから、むつ市へ派遣されました。期間は2026年3月末までです。
【ムー・ユーチェンさん】
「やはり少し緊張していますね」
「やっと、むつ市に恩返しできるチャンスをいただけることはありがたい。一方で、私の能力が十分かその点不安もあることも事実です」
ムー・ユーチェンさんは2023年、むつ下北地域のグローバル化や担い手の育成が目的の短期留学、Aomori Global Advance Projectに参加。初めて訪れたむつ市でこの地の温かさに魅了されました。
その一つが、友人が釜臥山に行った話をホストファミリーにした時のことです。
【ムー・ユーチェンさん】
「(ホストファミリーが)じゃあ私たちも行こうと言ってくれて、お父さんはお酒を飲んでいて、お母さんのほうは風呂上がりで、それにもかかわらず車の鍵をつかんで(お母さんが運転して)早速出掛けました」
日常的なやり取りの中でも人の温かさを感じたというムーさん。
はれて、地域活性化起業人としてむつ市に派遣され、今後中国語や英語でむつ市の良さを世界に発信したり、観光地のイベントを企画したりします。
【しもきたツーリズム 伊藤大治郎事務局長】
「インバウンドであるとか、情報発信の多言語化であるとか、そういった悩みがございますので、戦力として頑張っていただきたい」
【ムー・ユーチェンさん】
「より多くの人々にとって、むつ市がそういう私みたいな特別なところになるよう頑張っていきたいと思います」