【稲葉千秋アナウンサー】
「一見松の木のように見えるあちらの植物が、100年に1度咲くといわれているアオノリュウゼツランの花です」
ハウスの屋根を突き破り、およそ8メートルの高さまでそびえ立つ「アオノリュウゼツラン」東北で見られるのはここだけです。
枝分かれした先の緑色の部分が、花の集合体。つぼみが開くと、めしべの周りに先の黄色いおしべが伸びていきます。
一度花が咲くと、その後は枯れて朽ち果てるため、まさに今、一生に一度の大仕事をしているのです。
【夜越山森林公園 木村功一さん】
「センチュリープランツといわれておりまして、非常に成長が遅いので、この花を見た方は幸せになれるという現地の言い伝えがあるみたいです」
「なかなかある機会ではないので、この機会にぜひご覧いただければ」
花は下から順番に咲くため、見頃は8月中旬ごろまで続きます。
ほかにも、咲き方の異なるものなど、リュウゼツラン科がおよそ100種類あり、同時に鑑賞できるということです。