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花火大会存続へ 運営資金確保が課題/むつ市

2025.07.31(木) 18:45

夏祭りの季節がやってきました。各地で開催される花火大会を楽しみにしている方も多いと思います。青森県むつ市では大会を存続させるため、運営資金の確保が課題となっています。

2025年で20回目を迎えるむつ市花火大会。市民にとって夏の風物詩であると同時に市内外から多くの人が訪れ、地域経済の活性化にもつながる重要な役割を担っています。

花火大会の開催には600万円以上の費用が掛かり、その多くが地元企業の協賛や市民の寄付で賄われ、地域ボランティアの協力を受けながら運営されています。

しかし近年、花火や警備の費用が高騰し、運営資金の確保が課題となっています。

【むつ市 山本知也市長】
「4000発を打ち上げていた時期もありましたが、近年は3000発ほどに減少しており、このままでは規模縮小が避けられない状況であります」

むつ市は夏の風物詩を守り続けるため、外部からの協力を活用しながら、花火大会を支援したいと考えました。

ピンチのむつ市に、2024年から支援をしているのがキリンビールです。

「晴れ風」の売り上げの一部を花火大会の支援に充てるキャンペーン「晴れ風ACTION」を展開。

2025年、青森県内ではむつ市と今別町が採用されました。

【むつ市 山本知也市長】
「世界夜景遺産『光のアゲハチョウ』にちなんだ特別なアゲハ花火の演出を強化し、花火と夜景の融合で観光資源としての魅力を高めたいと思います」

むつ市では一時、花火大会のない夏が続いたこともあります。それだけに、現在では1万人以上が訪れるむつ市花火大会を大切にしていきたい思いがあります。

【むつ市 山本知也市長】
「お客様を、そして世の中を晴れやかにし、いい風を吹かせていきたい、晴れ風のキャッチコピーに刺激を受けて、むつ市も市民の皆様をむつ市を、そして日本を晴れやかにし、新しいことにチャレンジして新しい風を吹かせてまいります。この花火を見ながら、皆さんにもそのように感じていただければと思います」

むつ市花火大会は8月9日、大平岸壁、しもきた克雪ドーム付近で開催されます。

大湊湾から打ち上げられるスターマインなどが楽しめます。
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