5日は、オカムラ食品工業の岡村恒一社長と共同物流サービスの森山慶一会長たち関係者が市役所を訪れ、熊谷市長に新たな取り組みについて説明しました。
これによりますと、共同物流サービスがマイナス35℃からマイナス40℃の低温でサーモンを保管できる物流拠点施設を八戸市内に新設。
オカムラ食品工業が青森県内で養殖したサーモンを保管するとともに、八戸港を介し台湾やタイなど各国に船で輸出します。
これまでは県外の物流拠点からトラック輸送をメインにしていましたが、これにより八戸港を拠点に国内外へ「オール青森」で運ぶことができます。
オカムラ食品工業は、深浦町・今別町・むつ市でトラウトサーモンの養殖を手掛け、青森市やむつ市で加工。サーモンの国内養殖目標を5年後の2030年には、2025年の計画の3倍となる1万2千トンを目指しています。
【オカムラ食品工業 岡村恒一社長】
「八戸が物流拠点として素晴らしいなという頭がずっとあった。その中で船もある、陸(上輸送)もある。これに冷蔵庫があって物流企業と組めたら、これが1つ拠点として良いのじゃないかなと、それが具現化した」
新設される施設は2025年11月に着工、2026年12月に完成予定です。稼働は2027年1月を目指しています。