5日は、県酒造組合の稲本修明会長たちが県庁を訪れ、宮下知事に要望書を手渡し窮状を訴えました。
県酒造組合によりますと「華吹雪」という酒米の価格は、2024年の秋口には60キロ当たり1万5310円でしたが、2025年は倍近くに価格が跳ね上がる可能性があるということです。
このため要望書では、酒米の価格上昇分の一部を助成することや国内外への販路開拓に取り組むよう求めています。
これに対し宮下知事は、国の交付金も活用して支援する考えを示しました。
【宮下知事】
「皆さんが、素晴らしいお酒を集中して造れる環境に取り組むのも私たちの仕事だと思っていますので、協力してこの危機を乗り越えていければと思っております」
【青森県酒造組合 稲本修明会長】
「死活問題ですよね、我々とすれば。なかなか上がった分の原価で商品に価格転嫁できるような市場環境ではないですし、なかなか厳しいという現状です」
県内では10月ごろから新米を使った酒造りが始まる予定で、県酒造組合では早期の支援を求めています。