5日、肺炎から復帰した宮下知事。復帰後初の対外公務は意見交換会の司会です。
青森市に集まったのは金融や水産業、宿泊業などさまざまな分野の代表者たち7人です。
テーマは「県外から稼ぐ」。人口減少が進む中、2024年の都道府県別の給与では青森県は全国ワースト2位となっていて、県として県民の所得向上が大きな課題となっています。
意見交換会では「青森県」というブランドの活かし方や、高い付加価値を付けるためのアイデアの出し方について様々な意見が出ていました。
【オカムラ食品工業 岡村恒一社長】
「彼らが必要なものはなにかというのを自分の持っているバリューチェーンの中で足りないところを増やしていく、それによって満足度が上がって、彼らにとってなくてはならない存在になっていく」「すなわち、売らなくても売れる」
【星野リゾート青森屋 須藤玲奈総支配人】
「結果的に高額になる、高いものということはあったとしても、高級にしよう高額な商品を作ろうからスタートすると、だんだんやりたいこととずれていってしまうのかなと」
また、女性が子育てや介護をしながら事務作業のリモートワークで年収200万円以上を稼ぐという新しいスタイルの働き方についても紹介されました。
【宮下知事】
「『挑戦を支え、挑戦する県庁』が、掛け声倒れにならないようにしっかり取り組んでいきたいと思います」
意見交換会は今回初めて開かれました。会の様子は10月中に県広報広聴課のYouTubeチャンネルに掲載されます。