6日の運行初日、弘南鉄道・中央弘前駅を午後5時半に出発する列車に次々と乗り込む人たち。
お目当ては、車内を赤や黄色、緑といったカラフルな「りんごねぷた」で飾り付けた「りんごねぷた列車」です。
【赤平春菜記者】
「列車が走り出すと、ねぷたがゆらゆらと揺れて、見ているだけで落ち着いた気持ちになってきます。まさに今だけの風物詩です」
この日は、クルーズ船で訪れるツアー客のため、すでに展示が終わった「金魚ねぷた」も同時に楽しめる1日限りの特別バージョンで運行されました。
乗客たちは色とりどりのねぷたがかわいらしく揺れる車内で、写真を撮るなどして楽しんでいました。
【弘前市民】
「きれいとか美しいとかいっぱいあって、すごい乗れてうれしい」
「息子が見たいって言うので来ました。金魚ねぷた列車に引き続きこれも見て、かわいいですすごい」「きょうだけなんだって、よかったね」
「びっくりした、金魚ねぷた残ってて」
午後6時を過ぎると、ねぷたの灯りがよりくっきりと浮かび上がり、幻想的な雰囲気に。
弘南鉄道大鰐線で11月末まで運行される「りんごねぷた列車」。土日・祝日の夜は車内の照明が落とされ、ねぷたの明かりだけでの運行も行われます。