青森県障がい福祉課によりますと、県内の医療的ケア児は4月1日時点で170人。全国的にも不足する医療型短期入所ができる指定事業所は、県が2025年度から補助金制度などを設けて普及を進め、2021年度の4カ所から、現在は9カ所に増えました。
一方で、県の目標値の15カ所には届いていないことや、人工呼吸器を着けるなど症状が重い医療的ケア児の受け入れ先が限定的であることなどが課題となっています。
医療的ケア児の保護者は、実体験から、親が急病で倒れた場合などに、緊急で子どもを預けられる医療機関の必要性を訴えました。
【福士裕美専門委員】
「お母さんがいなくなって、機能しなくなる家庭環境って、どうなんですかね、と言われてしまったんですね」「なじみの病院とかカルテがある所は、状況に応じて(医療的ケア児の)受け入れを検討していただきたいな、というのが家族の思いとしてありますので」
【県障がい福祉課 千田昭裕課長】
「1日も早く受け入れの体制の整備が喫緊の課題として、考えているところでございます」「あと1年2年のスパンでは体制の整備を完了させたいと考えております」