青森県内では八戸市内の1カ所で、原則1年以内の速やかな対策が必要と判断されました。
危険度が最も高い「緊急度Ⅰ」と判断されたのは、八戸市吹上3丁目から鍛治町までを通る上流側と下流側の下水道管2本、397メートルの区間です。
下水道管には幅2ミリ未満の亀裂が89カ所、亀裂や管の継ぎ目などから内部に浸入した水のにじみなどが76カ所見つかりました。
周辺の地中では、陥没の恐れがある空洞は確認されていないということです。
八戸市都市整備部下水道施設課の佐々木雄司課長は「差し迫ったリスクはない」という認識を示しています。
【八戸市下水道施設課 佐々木雄司課長】
「陥没につながるような状態では現在のところはないと考えておりました。その辺は安心していただいて大丈夫と考えておりました」
今回の調査は直径2メートル以上で設置後30年以上が経過、八潮市の現場と同じシールド工法で造られた下水道管を対象に行われました。
八戸市は2026年春ごろから補修工事を始めて夏ごろまでには終える予定です。