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七戸死体遺棄「危険性の高い悪質な行為」 犯行主導の男に懲役15年求刑

2025.09.19(金) 18:45

2024年4月、七戸町の地中から男性の遺体が見つかった事件。犯行を主導した49歳の男の裁判員裁判で、検察側は懲役15年を求刑しました。

本籍が七戸町の元運送会社役員 十枝内伸一郎被告(49)は、2024年1月、当時トラック運転手の谷名幸児さんに暴行を加え、連れ去ったあと、コンテナ内で重さおよそ30キロのタイヤ数本を体に載せたほか、プラスチック容器に入れるなどして死亡させました。

さらに重機を使って容器ごと土の中に埋めたとして、傷害致死や監禁、死体遺棄などの罪に問われています。

青森地裁で開かれた19日の論告求刑裁判で検察側は、一連の犯行が共犯者らが役割分担をして「組織的・計画的に行われた」と指摘。

一度逃げた谷名さんを呼吸がしにくい狭い容器に閉じ込め放置したことは、「危険性の高い悪質な行為」で「生命軽視の程度が著しい」として十枝内被告に対し懲役15年を求刑しました。

一方、弁護側は起訴内容をすべて認めたものの、犯行のきっかけは谷名さんからの嫌がらせであり、反省の態度を示しているなどとして「適切な量刑」を求めました。

十枝内被告は最後に「事件を起こすつもりはなかった」「後悔し反省しています」と述べました。

判決は30日に言い渡されます。
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