南中学校で行われた特別授業には、3年生およそ100人が出席しました。復興庁の松井雅博参事官補佐が2011年に発生した東日本大震災について大地震から津波が発生し、その影響で原発事故が起きた「複合災害」だったと解説しました。
今も帰還できない人が2万7千人いて、そのほとんどは、福島第一原発の事故で避難し続けている人です。
グループワークでは、生徒たちが大災害にどう行動すべきかをテーマに意見交換し、考えを巡らせていました。
【生徒】
「災害はいつどんな時に起こるか分からないので、ちゃんと心づもりしておく、ハザードマップとか見たりして対策をしておくことが必要だと思いました」
「身近にこういうことが起きたと思うと、防災バッグとかの準備はしっかりしないといけないなと思いました」
この特別授業は、震災の風化を防ぎ若い人たちに語り継いでいこうと、復興庁が2022年度から全国で行っていて、県内では初めて実施されました。