浪岡高校の体育館に並べられているのは1万9600個の空き缶。春から学校の校門近くに回収ボックスを設置し地域の住民にも協力してもらって空き缶を集めてきました。14の班に分かれそれぞれ縦70個、横20個のパーツを制作。
このパーツのすべてを校舎の壁に吊り下げると空き缶壁画の完成となります。まずはシートにくるみ慎重に2階の屋根の上に運び出します。
【中井友紀アナウンサー】
「影ではこんな大変な作業も行われています、屋上ではロープを引っ張って、空き缶を引き上げています、どうですか?」
【生徒】
「楽しいです」
(Q.重たくないですか?)「重たいですね」「ゆっくりとかの緩急を大事にしていきたいですね」
高さの微調整も必要になる繊細な作業のようです。この作業を繰り返し徐々に空き缶壁画の全貌が見えてきました。
そして・・・
姿を表したのはあおもり国スポ・障スポマスコットキャラクター「アップリートくん」。49年ぶりの県内開催が盛り上がるよう願いを込めた原画です。
【生徒】
「まず色を間違えないようにしたこと、あとは缶がベコベコにならないこと、頑張りましたね。気を遣いながらやりましたね、めっちゃ気遣いました」
【原画を担当 古村仁さん】
「岩木山から聖火を持ってアップリートくんが降りてくるというデザインにしました」「とても達成感があります、すごく良い出来だと思います」
完成の時間に合わせて近くの保育園やこども園の園児たちもやってきました。
【園児】
「コーラだよ、コーラ、よく見てみな、白い線入ってるよ」
「本当だ」
空き缶を洗う手伝いをした浪岡中学校の生徒たちも。
【空き缶を洗う手伝いをした 浪岡中学校生徒】
「空き缶であのような大きい絵作れるのすごいなと思いました」
地元住民にも親しまれている浪岡高校の空き缶壁画は2025年度で36回目。11月4日まで展示されています。